壁一面をホワイトボードにする

家の壁に自由に絵や文字を描いていいならきっと楽しいはず。そんな発想は誰にでもあるらしく、これを実現するさまざまな文房具が発売されている。今日はそんな中でも自分が買ってみていい感じだった二つの商品について紹介しようと思う。

これらはどちらもホワイトボードの代わりになる。本物のホワイトボードと違うのは、自立せず、壁に貼付けて使用する必要があるということだ。また、マグネットを貼付けることができない。その代わり普通のホワイトボードと比べて格段に安い。

では、どちらを買えばいいのか?

結論から言うと、面積を稼ぎたいならどこでもシートがいい。ランニングコストを低く抑えたいなら消せる紙がいい。

どこでもシートの特徴

セーラー万年筆 どこでもシート

セーラー万年筆 どこでもシート

 

 どこでもシートのいいところは、とにかく面積単価が安いところだ。このロールを一本買うだけでたいていの壁を覆うことができるだろう。

一方でわかりやすい欠点もある。数日経つとインクが表面で乾燥し、消しにくくなってしまうのだ。アルコールティッシュで拭き取れば元通りにはなるものの、それを常備するとなると結構なコストがかかってしまうだろう。

また、静電気で壁に張り付いているため、時間が経つとずり落ちてしまうという問題もある。養生テープなどで補強したとしても、壁自体がでこぼこしていた場合、そこから穴が開いて破れてしまうことがある。どこでもシートを貼った壁を維持するには、それなりの注意が要求される。

消せる紙の特徴

欧文印刷 消せる紙A1(5枚入り)無地

欧文印刷 消せる紙A1(5枚入り)無地

 

 消せる紙は良くも悪くも紙だ。触った感触としてはポスターに近い。なので、どこでもシートよりも耐久性がある。また、画鋲で留めたり、市販のポスター用の糊を使うこともできる。

ただし、大きさが最大でA1までしか販売されていないため、壁一面を覆うためにはそれなりの枚数を買う必要がある。そうなってくると、壁一面というロマンをあきらめて普通の壁掛けホワイトボードを買うのもそれなりに現実的な選択肢になってくるわけで、消せる紙の立ち位置はよくいえばいいとこ取り、悪くいえば中途半端だと思う。

でも実用性が高いのはこっちなので、僕は普段からこちらを使っている。